博士号を取得するためには、通常は大学院に5年くらい行かないと博士号は取れません。
博士号取得後、企業などに就職する安定した職を除くと、博士号持ちは助教かポスドクとして働くと思います。大学院終了後に助教になれる人はかなり少ないと思います。いくら業績や能力があっても、助教のポストが空いていないと、どうしようもないので、運も必要ということかもしれません。
ポスドクになった博士号所持者は、数年間で研究業績を出して、助教に就けるものや、民間企業に行く人も出てくると思います。ポスドクから抜け出せずにポスドクを続ける人の方が多いかもしれません。
最近思うことは、ポスドクから抜け出せないなら、大学院からポスドクまでの研究生活よりも、その時間を資格の取得などに費やしたほうが良かったと思うのではないかということです。
大学卒業後に、司法試験などの資格のために10年間勉強しても32歳くらいです。
理系の学部卒業生なら弁理士という資格もありだと思います。
弁理士試験が難関な試験ということは理解していますが、ポスドクから抜け出せないポスドクが10人いて、その10人が大学院に行かずに、アルバイトをしながら10年間資格取得の勉強をしたなら、何人くらいが合格するでしょうか?
ポスドクになる人は旧帝大系や国立大学の卒業生が多いと思いますので、勉強は得意な人達だと思います
ポスドクから抜け出せない選択肢と弁理士という選択肢を天秤に掛けたときの、リスクを考えると、どうでしょうか?
六人目の男は、研究者を目指す大学院生や大学生にアカデミックポストに就くのは非常に困難なので、上記のようなことも考えたらどうだ、このような進路もあるとアドバイスしたいと思います。
しかし、「自分はどうしても、研究者になるんだ」という、大学院生や大学生や高校生の方々もいると思います。そのような方々への六人目の男からのアドバイスですが、「絶対、研究者として成功するだという思いで、結果を出すように研究に取り組みなさい」ということでしょうか。
このアドバイスは自分自身へのものですが。
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