六人目の男にとっては土曜日や日曜日もworking dayで仕事をするのですが、六人目の男がこのラボで働き出して、めったに土曜日や日曜日に仕事をしないラボメンバーに会ったときに聞かれたことは、
「家族はいるのか?」
でした。この質問をして来たのは2人の女性ポスドクで、それぞれの女性ポスドクには別の日に会ったのに、同じことを聞かれました。
この2人の女性ポスドクは結婚して子供もいるので、土曜日や日曜日も働くことは考えもしないのでしょう。六人目の男は、この質問に対しての答えは、
「オレは独り者で、ロンリーボーイだ」
と答えます。女性ポスドクの1人は、六人目の男が独り者だとわかると、
「それは良いことだ」
と言いました。彼女達の考えでは、土曜日や日曜日に家族の相手をしないで、仕事をすることは良いことではないと認識しているのかもしれません。
現在のボスも、
「研究よりも、家族の方が大事だ」
と言っていますが、現在の六人目の男にとっては仕事以外にすることがないので、仕事が一番大事です。
大学四年から研究中心の生活で、このような生活も7年目です。六人目の男が大学院生のときに、研究室に入ってきた後輩にあたる大学院生は平日しか実験していませんでしたが、そのような大学院生もいますが、研究は結果が全てなので、結果を出すには毎日研究した方が結果が出ると思っている六人目の男は、普通の人から見ると少しおかしいようです。
六人目の男は、「実験結果を早く確認したい」と思ってしまう、せっかちな性格なので、そのためなら土曜日や日曜日も実験することは苦痛ではありません。
六人目の男のように年中実験している能無し人間と、平日しか仕事をしない人間では、どのようなことが違いが生まれるのかを証明することは面白いかもしれません。
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