アメリカに来て一番重要なことは、家を確保することなので、最初の仕事はアパートを探すことであった。
サンフランシスコのアパートは渡米前に聞いていた通り、寝室1部屋とリビングからなる1 bed room の家賃は低くて1200ドルという感じであった。家賃には水道代とゴミ代が含まれているのが普通のようである。台所には冷蔵庫が付いているのが一般的で、電子レンジもついてくるところもあるようだ。
六人目の男はcraigslistという掲示板でアパート情報を見て、3件の大家に電話でアポイントを取って、アパートを実際に見学して、その場で申し込み書を書いて大家に渡した。3件の大家全てがアパートを貸してくれると言ってきたが、一番気に入ったところのアパートを借りることにした。申し込み者が数人いたらしいが、自分に貸してくれるというので、手付金として200ドルを払うように言って来たので、アパートに行って、手付金を払った。
その時に、4月分の家賃とdeposit(頭金)込みの3200ドルをcashier checkで払うように要求されたので、Japan townにあるUnion Bankでcashier checkを作ってもらった。Union Bankでは日本人の行員がいる支店があるので、日本語でお願いが出来るので楽である。cashier checkとは発行する銀行が額面のお金を保証し、受取人の名前が記入されている小切手のようなものである。
また、六人目の男の雇い主であるボスの手紙も持って来るように要求された。手紙には六人目の男の年収、ボスの名前と電話番号が書いてあり、手紙の用紙はletterheadであることが要求されたので、ボスに書いてもらった。letterheadとは大学や企業の名前やロゴが入っている用紙のことである。
実際に借りるアパートで大家の手書きの契約書にサインし、cashier checkとボスからの手紙を渡して契約が成立した。1ヶ月の家賃は1400ドルの1 bed roomを1年契約した。家の鍵をもらい、手付金の200ドルは返してもらった。借りたアパートには、冷蔵庫と電子レンジが付いていた。
サンフランシスコでの住みかも決まり、安心した六人目の男であった。
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