2011年6月14日火曜日

大人・子供・役割

NBAファイナルは、マーベリックスが優勝しました。

 見応えのある試合だったと思います。

 マーベリックスは試合の最後まで手を抜かず、試合終盤に点差が開いていても、ジェイソン・キッド選手がフリースロー2本をきっちりと決めたのが印象的でした。

 マーベリックスの方が、ヒートより経験豊富な選手が多く、バスケットをきっちりやる大人チームだなと思いました。

 ヒートは第2戦で試合が終わっていないのに、勝利したようなチームの様子で、試合終盤に逆転されましたし、ノビツキー選手を茶化すようなことをしていましたね。

 また、ヒートは監督はじめ、選手も、審判の判定に対して抗議する場面が多く見られるように思います。

 傍から見ているとあまり、良い光景ではありませんね。

 マーベリックスの背番号35番のブライアン・カーディナル選手はチームが求める自分の役割を理解している選手だなと思いました。

 カーディナル選手はスターティングメンバーではなく、チーム内で途中出場要因の守備を期待されているような選手です。

 そのためか、出場時間が短いですので、ファールすれすれのプレーをしますし、ファール覚悟で相手を止めます。

 第5戦で、ヒートのウェイド選手の突破を身体を張ってぶつかっていったプレーが印象的で、そのプレーはディフェンスファールになり、怒っていましたが、ウェイド選手はケガを負いました。

 第6戦でも途中から出場し、相手が嫌がるプレーをしていましたね。

 試合の流れが、ヒートに傾けかけていた時は、相手の攻撃をファールで止め、フリースローとなりますが、ヒートの選手が1本でも失敗すれば、 マーベリックスとしては御の字という感じでしたね。

 ボッシュ選手などは、ゴール下でプレーする時はファールでないと止めることが出来ませんが、出場時間が短いことを理解しているカーディナル選手はファール覚悟のプレーで、相手の流れを断ち切ります。自分がファールしたことを自覚しているのか、審判が笛を吹くと同時に、手を上げます。 

 ヒートのファンも、そんなプレーに対してフラストレーションが溜まったようで、カーディナル選手のファールプレーの後に、何か叫んでいましたね。

 テレビの解説も、「グッドファール」と言っていましたので、カーディナル選手のチームへの貢献がわかりますね。

 第6戦で印象的だったのが、ウェイド選手がゴール下に迫り、カーディナル選手が身体を張ってぶつかりますが、カーディナル選手が倒れ、ウェイド選手のシュートがネットを揺らした時に、審判はウェイド選手のオフェンスファールを取りましたが、ウェイド選手は審判に執拗に抗議したので、マーベリックスにフリースローが与えられ、ノビツキー選手がフリースローをきっちり決めると言う、スラムダンクで言うと、3点プレーですかね。

 マーベリックスはヒートより、一人ひとりがチーム対してに献身的にプレーし、チーム力でヒートを上回っていたように思います。

 スターティングの5人だけではなく、全員でプレーするんだというチームでしたので、いろいろ大変参考になりました。

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