日本では、2年間、国家公務員の給料を7%の削減の見通しということで、景気の悪い話だなと思います。
国家公務員の給料が削減ということで、国家公務員の給料に準じている、旧国立大学の教員、法人となった研究所の研究員などの給料も2年間は、大幅に削減ということでしょうかね。景気の悪い話です。
昨日、ポスドクの組合からEメールがあり、読んでみると、NIHは2012年に、給料を2%上げることを発表したというものでした。
そして、カリフォルニア大学のポスドクの給料は、NIHの勧告に基づいているということで、その恩恵に与り、カリフォルニア大学のポスドクの給料が2%まで上がるということだそうです。
こんな経済状況で、給料を上げることに舵を取った、NIHは凄いなと思いましたね。
また、アメリカでラボを維持していくためには、研究費を取り続ける必要がありますが、大型の研究費のR01が有名だと思います。
R01は、年間約20-50万ドルの研究費が、5年間支給されるというもので、アメリカのPIは、このR01を取ることに必死です。
有名な話ですが、このR01に初めて採用されるPIの平均年齢は、上昇の一途で、現在の平均年齢は45歳くらいだそうで、これでは若いPIが育たないということが、言われ続けております。
そのためか、今回のEメールのリンク先にあったNIHのサイトでは、new investigatorsのために、R01に代わりうる新しい研究費の準備があるという内容が記されておりました。
経済状況が悪くても、将来への投資はするということかなと思っております。
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