2010年1月18日月曜日

海外ポスドク その2

アメリカで研究して、CNSの筆頭著者になると意気込んで、渡米する人もいるようですが、六人目の男が聞いたり、感じたりしたことは、「日本で結果を出せない人が、アメリカでホームランを打つことは出来ない」ということです。

 ホームランどころか、ヒットを打つことも難しいと思っています。

 日本にいるときに、自分で考えて研究を行い、自分で論文を書いて、ある程度の雑誌にアクセプトされたことがある人は、アメリカでヒットや二塁打、中にはホームランを打つ人も出てくると思います。

 日本にいるときに、NatureやCellの姉妹紙で筆頭論文がアクセプトされても、アメリカで数年くらい研究しても、姉妹紙以上のレベルの雑誌に論文をアクセプトさせることが出来る人も少ないように感じます。

 それは、ホームラン狙いで研究を行っている人か、日本のときにはボスに頼りきって研究してきた人のように感じます。

 日本で結果を出せないが、アメリカに行けば、何とかなると思っている人が、海外ポスドクで成功することは難しいと思います。

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