多分、カリフォルニア大学10校のポスドクの保険会社や掛け金は同じだと思いますが、確認はしていないので、六人目の男の例を挙げたいと思います。
UCSFのポスドクはMedicalとDentalの保険はそれぞれHMOまたはPPOから選べます。VisionはPPOだけです。
MedicalのHMOとPPOは共にHealth Netという会社です。DentalのHMOはHealth Netで、PPOはPrincipalという会社になります。
HMOとPPOの違いですが、HMOでは掛かり付けの医師と歯科医を持ち、最初はその掛かりつけ医師の診断を受けなければなりません。専門医の治療を受けたい場合も、掛かりつけ医師の紹介がなければ、保険が適用にならないようです。
PPOは保険会社が契約している医師や歯科医の中から自由に医師を選べます。自分で専門医のところに直接行っても、保険は適用されるようです。
HMOでも保険会社が契約している医師や歯科医を自由に選べますが、PPOよりは選べる医師や歯科医が限定されます。HMOの方がPPOよりは自己負担が少なく、治療費を抑えることが出来ますが、HMOのために受けることが出来ない治療などもあるようです。PPOの方が自己負担などの医療費はHMOよりは多くなりますが、受けれる治療の幅はHMOよりも広いようです。
医師や歯科医にとってはPPOの方が儲かるらしく、人気のある医師や歯科医は大抵はPPOしか受け付けません。
そのために、HMOとPPOでは月の保険の掛け金も違います。独身ポスドクでのMedicalの保険料は月にHMOでは$333.81で、PPOでは$381.80でPPOの場合は$30は自己負担になります。MedicalでHMOを選択した場合の$333.81は全て大学というかボスが払いますので、ポスドクの自己負担はありません。MedicalでPPOを選択した場合は、ボスが$351.80を払い、ポスドクの給料から$30が天引きされて合計$381.80の保険料になります。
配偶者と子供がいる場合でMedical保険でHMOを選択した場合は月の保険料は$1,018.16になりますが、全てボスが払います。PPOを選択した場合はボスが$1,074.52を払い、ポスドクは$90を払って、合計$1,164.52の保険料になります。
Dentalの保険はHMOでもPPOでもボスが全て払いますが、月の保険料は差があり、独身ポスドクのHMOは$8.86でPPOは$25.15になります。
配偶者と子供がいる場合でDental保険でHMOを選択した場合は月の保険料は$24.80になりますが、PPOを選択した場合は$92.80になりますが、どちらを選択してもボスが全て払います。
VisionはHealth NetのPPOしかありませんが、独身$3.90でも、配偶者子供持ち$11.10でも全てボスが保険料を払います。
上記は独身と配偶者子供持ちの例ですが、配偶者のみと子供のみの場合では保険料が違いますが、独身と配偶者子供持ちの中間くらいの保険料になります。
UCSFのポスドクの保険料の負担はMedicalでPPOを選択した場合にのみ自己負担をしなければなりかせんが、この保険料の負担料は他の大学に比べると非常に優遇されていると思います。
スタンフォード大学のポスドクはHMOでも保険料の半分くらいは自己負担だったと思います。
HMOかPPOのどちらが良いかということですが、サンフランシスコの周辺には日本人や日本語をしゃべる日系の医師や歯科医がいますが、それらの医師や歯科医はほぼ全てがPPOしか受け付けませんので、日本語で治療を受けたい方はPPOの方が良いと思います。PPOの方が病院の窓口で払う自己負担額はHMOよりは多くなりますが、日本語という安心感は得がたいものだと思います。PPOを受け付けている病院では受付も日本人というところもありますので、英語に自信がない人でも大丈夫です。
御主人は英語は大丈夫だが、奥さんが英語が苦手という御家族は多いと思いますので、家族でサンフランシスコ周辺のベイアリアに来れれる方はPPOの方が良いと思います。
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