芥川賞を受賞したポスドクの経験を持つ円城塔氏が、2008年に日本物理学会に寄せた原稿を遅まきながら読ませて頂きました。
下記はその原稿へのリンクで、フリーで読むことが出来ます。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006825822
日本では、こういう立場のポスドクがいるということを知ることが出来ました。
この原稿を読んだ後に思ったのが、このように扱われるポスドクは、日本の高度成長期を支えた日雇い労働者のようだなということです。
雇う側は、都合が良い労働力を安価に手に入れることが出来て、おいしいとこだけを吸い上げることが出来るシステムです。
富むものはより富み、貧しいものはより貧しくなる、という現代社会の構図と同じだなと思いました。
ポスドクライフを楽しんでいる場合ではないのではと、自分に対して少し思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿