これまでも少し書いたりしましたが、アメリカではポスドクを経験しないと、企業やアカデミックでポストを得ることが出来ないのが日本と異なりますが、そんなアメリカでも、ポスドクから次の職への難しさは、日本と同じくあるようです。
UCSFでも、ポスドクに対してアカデミックではなく、産業分野への進出を紹介するセミナーやツアーの紹介を知らせる連絡がEメールで時々来ます。
アメリカで自分が所属している学会でも、学会開催中にポスドクに対しての就職支援をするブースがあったり、企業との橋渡しをする催しなども実施されます。
今月、学会が企業との橋渡しをするサイトを見てみると、このベイエリアにある、あの超大手製薬企業の募集要綱が出ていたのですが、その条件が、
senior scientistまたはscientistのポストに応募する条件として、ポスドク期間5-10年必要
となっていました。
これを見たとき、マジで?、と驚きました。
引き抜きなどで、この企業に入るときは違うのかもしれませんが、自分で応募する時はポスドク経験が5年必要とされるわけですが、この理由を考えてみると、ポスドク時代に大きなテーマに取り組んで結果を出すのに時間が掛かるため、または、5年というスパンで結果をコンスタントに出したポスドクを採用するためなどを思いつきましたが、要は、実力があるポスドクを採用したいということなのかなと思います。
アメリカではポスドク経験が5年未満の場合は、企業ではテクニシャン扱いだよ、と聞いたことがありましたが、今回のscientistへの応募には、ポスドク期間5年以上必要と自分で確認して、あー、本当なんだなと認識しました。
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